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漫画家・竹宮惠子の公式HPです。
有限会社トランキライザープロダクトが運営します。

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2021-04-03

【まず、竹宮よりご挨拶いたします】

KeikoTAKEMIYA
 竹宮は2020年4月からは大学を離れ、元の一漫画家の生活に戻りました。教員としての20年間は、画業50年の中に占める割合を考えると本当に大きいですね。でも、画業と比べて教員の仕事が簡単なわけでもなく、畑違いの業務には様々の苦労がありました。学問畑に花開くに至るまでマンガ学を育てることは、どうしても20年間の歳月が必要でした。その間に、世界がどれほど日本初のMANGAという文化を評価してくれているか、それを学びたいと望む若者が世界中にどれほどたくさん存在するかを知りました。
 苦労の甲斐あって?学界に「マンガ学」の分野が開かれ、マンガ学部に限らずどこの大学でもマンガのシンポジウムが開催できるようになってきました。最も大きな変化は、イギリス・大英博物館において、メインギャラリーで延べ18万人を超える観客を動員するマンガ展を開催できたことだと言えます。もちろんまだまだ、理解してくれない人々も多いのですが、それでいいのです。マンガはいつも良い評価と悪い評価の両極端を携えて存在するメディアなのですから。
 さあ、今年は放りっぱなしだったHPにも気持ちを向けて、みなさまに情報発信をしていきます。どうぞこれまでと変わらず、応援をよろしくお願いいたします。Twitterも続けますので、右にあるTwitterのページへ、このHP から飛んで、読みにきてください。ページの右端にある縦になったブルーの『Follow me』をクリックしてください。twitterアカウントのある方は書き込んでくださいね!







2021-04-03
24年ぶりにまたふたたび、エルメス社史を】
新版『エルメスの道』
中央公論新社 初版刊行:2021/3/9 
A5判 288頁 定価1760円(10%税込)

新版エルメスの道竹宮自身も驚きの依頼!それも、ちょうど大学勤めが終わるときに…
 
 この本は大部分が、竹宮が24年前に描いたエルメスの社史『エルメスの道』ですが、それに新たな歴史63ページを描き加え、『新版 エルメスの道』として中央公論新社より出版されることになりました。エルメスジャポンからの依頼ですが、もちろんエルメス本社にも了解されており、このたびも、たくさんの竹宮からの質問にもお答えいただきながらの制作となりました
 もともとはエルメスのサイトにて『新版 エルメスの道』をデジタル版で公開していくことが目的でしたが、冊子のかたちでも新たに刊行されることとなり、双方から楽しめることになりました。紙派、デジタル派のどちらの皆さまも試してくださいね!電子版のサイトでは、最初のアクセスの時だけ、お馬さんのアニメーションでご案内があるようです。

 1年近くもの制作時間をいただき、新たにマンガ制作ソフトを使って、竹宮はあえてアシスタント無しの制作に挑みました。福岡に自宅を移してもう6年、そんな遠くにアシスタントを…なんて難しすぎます。決して新型コロナのことを考えてではありませんでしたが、その後の状況は手伝ってもらえるような状態ではなく、この方法を果敢に選んだことが結果としてベストチョイスとなったようです。
 デジタルソフトの使いこなしのために、長めの時間をいただきましたが、そのうち7割はソフトとの闘いでした。それでも本来自分がやりたいこと、描きたいことをソフトに妥協することなく使いこなせるようになったことは、竹宮にとっても大きな自信になったようです。この件ではTwitterでもたくさんの記事をあげていますので、どうぞ覗いてください。右のブルーの「TAKEMIYA公式!」がそうです。
 エルメスジャポンでは、表参道店の新規オープンとあわせての出版ということで、竹宮の絵を使った工事中の仮囲いや、表参道駅構内の看板など、大々的に広報してくださり、出版物がこれだけ広報されることは稀なので、その効果がどれほどなのかと、とても興味が湧きますね。

https://twitter.com/trapro2017/status/1364188959367041029
https://twitter.com/trapro2017/status/1368477261976936451





2021-04-03
【讀売新聞『時代の証言者』がまとめられる!】
『扉は開くいくたびも』
中央公論新社 初版刊行:2021/3/23 
四六判 224頁 定価1650円(10%税込)

扉はひらく新版『エルメスの道』に続いて刊行!

 この本は、知野恵子記者によるロングインタビューをもとに、讀売新聞にてほぼ毎日連載された『時代の証言者』の記事を拡大し、1冊にまとめたものです。連載中から様々の人から「毎日、楽しみにしている」とお声掛けいただいたのを、とても有り難く思っていました。そのような読者の方々にこの本をお届けしたく思います。
『少年の名はジルベール』には入れられなかった幼少期から上京まで、そして『風と木の詩』連載のその後、そして現在まで、竹宮の体験が語られています。
本のタイトルは『扉はひらく いくたびも』。以下はtwitterでの広報です。
https://twitter.com/trapro2017/status/1360930092390604800/photo/1
 竹宮は京都精華大学を辞する最終授業にて、同じタイトルで講演させていただきました。
 最終講義の模様は京都精華大学YouTubeチャンネルおよびWANから配信しております。下の記事からからどうぞ。




2021-04-03
【竹宮が京都精華大学で行った最終講義が配信されています!】

扉はひらくいくたびも 竹宮が2000年から20年間勤務した京都精華大学において2020年1月8日に教授生活の最後を飾る「最終講義」が行われました。
 その日は降ったり止んだりの雨模様で、京都精華大学が外部向けに設定するアッセンブリーアワーの中で催されたので、外部からの聴講の方々も多い中、うまく実行できるかが心配の種でした。でも、それほど雨の影響も受けることなく会場入りしていただき、無事に最終講義を終了することができました。
 そのタイトルは「扉はひらく いくたびも」。竹宮がまだ新人の頃に描いた短編作品のタイトルです。このタイトルにことよせて、竹宮自身の50年間を「たくさんの扉を開いたり閉じたりしてきた」と語りました。その模様を京都精華大学YouTubeチャンネルおよびWANから配信いたします。以下からどうぞ。
https://www.youtube.com/watch?v=tQF0UsK04Hg&feature=youtu.be
↑京都精華大学YouTubeチャンネル
https://wan.or.jp/article/show/8821
↑WAN=ウィメンズアクションネットワーク


2021-04-03
【ちょっと新しい主旨の本。】
『マンガノミカタ:創作者と研究者による新たなアプローチ
樹村房 21/10/8刊行(予定) 
B5判 110頁 定価1760円 (本体 1,600円+税 10%)

樹村房
 樹村房という出版社さんから、マンガ表現論の本が出ます。
 これは2019年に京都国際マンガミュージアムにて開催された吉村和真副学長による司会で行なわれた「マンガ表現論を超えて」という対談イベントが開催されたのですが、それが面白かったので本にしよう、ということになったものです。こうの史代さんの「ギガタウン」が話題になったのを機に企画されたイベントでしたが、本当にこれに参加した竹宮当人も面白かったようです。
 ようやく正式のタイトルも決まり、現時点では、2021年10月8日刊行。この本の面白さは、2人の創作者と研究者が、編集会議にかなり前のめりに(?)参加して、表紙の文字の並びや間隔まで口を出して、思いきり本造りを楽しんだというところだそう。
現在の予定では9月27日頃には本体が完成し、樹村房のほうでは8月27日頃には紹介Webページを展開の予定だそうです。はっきりしたら当然、すぐにここでも、Twitterでもお知らせします。
こうの史代先生、吉村和真先生、竹宮惠子の共著になります。竹宮はこういう研究がだーいすき!らしいです。





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